L173の定義について

長文になります・・・。

最近どのジャンルでも「リアル」という言葉がドンドン安くなっている感があります。

「リアル」を付けなきゃならんのかと言う状況でもあります。

今後、L173にもその様な表現が増えてくるんでしょうね(汗)

さて、おさらいになりますが、WildL173(スーパーインペリアルゼブラ)とは雑種(自然交雑個体)であります。

コレは、各方面で論議されているとおり、インペリアルゼブラと中流域~上に生息しているキンペコとの「ハイブリット」とされ、おそらくは何世代にも渡り混じったり離れたりと繰り返しをされているのではないのかと言われております。

この件に関しては、実際に現地に赴き「リアルな現場」を調査してきた、finさんの社長のインペとキンペコの混生の画像を見て納得致しました。

L173の定義を理解する上で、最も重要なポイントは彼らが採集される生息地とソコに生息するHypancistrus属全般を理解しなければなりません。

まずは昨年11月に発表された海外(ドイツ中心のユーロ圏)のL173の定義を。

この件に関し、ノルウェーのハーコン・ハーゲンセン氏にサンプル画像を頂き、丁寧に解説して頂きました。また、日本の愛好家の方達にも是非理解いただきたいとの嬉しいお言葉も頂きました。

彼らのグループでは、産地違いのハイブリットが蔓延する事を常に懸念されており、いつしか貴重なオリジナルが全く違う方向になる事を避けたい強い思いが有るようです。

また、前置きがあり、細かく分類するのは非常に困難であり、生息地全般のHypancistrus属について混じっていると断言されております。

L173の定義は4つ有ります。

画像提供(ハーコン氏)
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1) 茶色い目
2) L46より大きい(12cm~)
3) 切れ切れの/波形の線
4) L46(インペリアルゼブラ)より大きい尾ひれ


個人的にはコレが全てでは無いと考えておりますが、ある程度の「目安」になるのではと思います。

我が家のWildL173
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TKPline
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確かに見事に当てハマっております。特にTKPlineがそうですね。

また、ハーコン氏はL400についてL173の関連性を強調されており、L470についても現在研究しているそうです。

ちょっと長くなりましたが、ココからが日本の市場における本題となります。

最初にお断りをさせて頂きますが、特定の個人やショップをDISするものでは有りませんので、悪しからず。

以上の特徴を考察すると、スーパインペリアルゼブラとは言われてますが、少なくとも下流に生息するキンペコ(L333)の特徴が特に出ている個体はL173(スーパーインペリアルゼブラ)の表記を使うべきではないと思いました。

生息地では絶対では有りませんが、ホボ有りえないと言う事です。

ルーツの分からないブリード個体群などは特にそうなるのではないのかと思います。

あと、体表についての補足があり、キンペコ寄りの個体も確かに居ます。

しかし、下流産の特徴は出ないそうです。

因みに我が家で産まれたバーリエーション(L173の血が4分の1)
IMG_5655.jpg
ハイブリットは、より派手になっております。

それから、L173のブリーダーであるTKP氏のブログを是非ご覧ください。

4つの定義の矛盾もありますが、「尾鰭」や「肩口のライン」について詳しく言及されております。

「アクアダイアリー2nd」

以上の特徴を見て一番分かりやすいのは産地別の尾鰭の特徴がどのように表れているかがポイントとなりそうですね。

インボイスに逃げたり、曖昧な表記は、決して長くは続きません・・・・・・。

また、間違った情報を流し続けても何の意味も無い気がします。

今後、貴重なシングーのWild種の入荷が少なくなる事を考えると、生息地以外の交雑は避けなければならないと思いました。

不足している情報もありますが、アクセス解析でL173見分け方や、ホンモノニセモノL173とかのキーワードが非常に多かったので、皆さん気にしているのかな~と思い、書いてみました。

また、この情報が全てでは無い事を重ねて強調させて頂きます。

楽しく、長く楽しみたいですもんね。

所詮ブームは一過性です。

だからこそ、しっかり根付かせるのが、現在を楽しんでいる我々の責務ではないでしょうか。

利益追求は大いに結構ですが、嘘と誤魔化しは絶対にダメです。

また、原種を大事にされている方もLナンバーのマジックにハマり知らないうちにHB化される恐れも有ります。

常に新しい情報を個別に更新された方がヨイと思われます。

本当に好きならば自分で調べればイイだけの話です。

あと、ブリーダーの定義についても・・・。

ブリーダー=繁殖者

悩む事無く、繁殖させている方は、全員ブリーダーですよ~aさん・・(笑)

追記

L173-Bと言う曖昧な表記の悪用もお気を付けください。

多分、TKP氏が思いっきり取締ります(コエ~)

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No title

こんばんは。

長文お疲れさまでした。

個人的感想としては
やっぱスーパーインペって難しいと。(^^;)

ただ、今回示された4つの基準は参考にさせていただきます。

まずは、あの個体で当てはめてみよう…

ところで、スーパーインペってキンペコの血が入ってますよね?
ということは、模様が変化するという認識でOKなのでしょうか?

また、「特有の変化」とかあったりしますか?

スーパーインペを長期間飼育したことが無いので
知りたいと思いました。

質問攻撃で終わって申し訳ないです。

katsu先生、レクチャーお願いします。

こんばんは!

インペマニアさん

先生はヤめてチョンマゲ!!

因みに、先公でわなく、情報屋ですよ・・・・・・・

まあ元々がハイブリなんで難しいですよね。

屁理屈こねれば、いくらでも反論出来そうな定義ですが、産地の特徴を理解すればそれなりの目安にはなりそうですね。

フィンさんの純血173の時間を掛けた激しい変化はマサにキンペコの血が騒いでいるのではないでしょうか??

変化は様々ですし、全てではございませんが、TKP氏によれば肩口のフォークの様な模様が特徴的だそうです。

しかし、何でもかんでも、メガクラ・236・スーパーインペ・173とお疲れチンですね。

海外より輸入されているブリード個体群に関しては、モロに違和感を覚えております。

てか、インボイスでブリード173の個体群を見て、そうじゃなきゃ突っ返すぐらいの根性なきゃ生産者側に舐められますよ・・・・。

勿論、根拠のある内容で。。

No title

こんばんは。

キンペコの血が入っていれば
模様が変化するのは当然ですよね。(^^;)

いたって普通のことを書いてしまい
あとから恥ずかしくなりました。(^^;)

これまでは
「インぺとキンペコのハイブリッド」
と文面通りに受け取ってきていました。

しかし、今回の4つの定義は
インぺとキンペコの血の割合が50:50になるというか
それに近い割合の個体に限定されるよう
ふるいにかけている感じがしました。

そもそも「定義」とはそのためにあるのでしょうが。

とにかくスーパーインペは色々と難しいので
私は手を出せませんね。(^^;)

スーパーインペのことを考え、飼育まで始めると
ニューメガ系は手放さないといけなくなると思うので。

そうなるくらい魅力的であることは間違いないんですけどね。

まいどで〜す。

彼らが生きている意味は、種の存続が最大のテーマでしょうから、何らかのアクシデントがあったりしたら交わらざる得ないと言うか・・・交わってしまいますよね。

生息環境も含め、そこに住んでいる交わるであろう仲間?の事ももっと勉強せんとダメですね〜(≧∇≦)

頑張ります。

こんにちは!

インペマニアさん

まさに、5対5の比率へもってゆく感アリですが、最大のポイントが「産地の特徴」じゃないですかね?

勿論、例外も多々あるでしょうが、ブリード個体に関しては産地外の交じりはダメっぽいですね。

この4つの定義付けは、無理矢理感も漂いますが、日本の市場においては出鱈目感が物凄いのでキッチリしといた方が騙された騙したなんかが少なくなるんじゃないでしょうかね。

最近特に酷いと思いますし、varの存在が台頭し始めており、より見た目が派手なモノが好まれる現在デスヨネ。

しかしオリジナルを忘れちゃダメヨンと・・・・。

L236がまさにその状況かと。

「金に群がりもっと万券」と銭~の匂いがすれば当然ですがね。

純血でも、系統や表現が煮詰まれば派手目な個体が多くなるでしょうし、その時が来れば、この定義がある程度の目安になるんじゃないでしょうか??

こんにちは!

南の島の大魔王、錦さん

交雑個体でも、採集される地域の他種を理解しなきゃ見分ける事は、なかなか難しそうですね。

市場には、どう転んでもブリード個体ばっかり増えるんで、ポイントを周知徹底しなければならないのかな~と思いますが多分無理ですよ。

一部販売店の暴走により今後、酷い事になるのは容易に想像できます。

今後は大魔王様の時代がおとずれますので、我々をしっかり導いて下さい。

悪霊退散!!




お疲れ様です

凄いですね〜
画像があり分かり易かったですが、遠い世界の事のように思ってしまいました…

ごちらの画像の件もお忙しい中、有難うございましたm(__)m

ぼちぼち地味に頑張ります٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

ところでお留守の間、心配じゃないですか🤗

こんばんは!

Rさん

お送りいただいた画像の個体イイですね!

自分はあんなのが好きです(笑)

留守の間は、社員に任せます・・・

と言っても、稚魚以外は何もさせませんが・・・・

心配ではあります。

二日間で水替え終了させます~

L173

丁寧な記事と考察ありがとうございます。
中々奥が深いですねえ。
各方面の方々の取り組みも興味深いですね。
これら白黒模様のヒパンシストルスについて、学術関係者はどう考えているのか興味があります。
シングープロジェクトのマークサバジさんに聞いてみますね。
(・ω・)ノ

こんにちは!

craftsさん

帰国しました!

皆さんハマっている方だからこそ、夢中になり取り組むんですよね~

自分も中途半端ではありますが、しっかりと勉強したいですね・・・本業じゃないけど(笑)

DNAまで解析しちゃうのも凄い事です(汗)

飼育人口が少ないからこそ、しっかりとした情報は必要であると思います。
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